インタビューVol.6

フリーランスとして働くプレッシャーの向こう側に、やりがいがある

業界歴が長いM.O氏は、ITコンサルタントとして数多くの案件で上流工程に携わってきた経歴をもつ。技術力よりコミュニケーションスキルが肝になるPMのポジションで、酸いも甘いもかみ分けてきた同氏に、正社員ではなくフリーランスの立場で働くことの、厳しさとやりがいなどの話を伺った。
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名前:
M・Oさん
年齢:
54歳
スキル:
ITコンサル
フリーランス歴:
10年目

Q. ご自身のご経歴をお聞かせいただけますでしょうか?

社会人として初めて就いた職務はITというより、紳士服チェーン店の経営企画の仕事でした。

会社の一事業部の損益予算管理、予実管理を任されたのですが、数値を取り扱うため、パソコンを使用しました。 若い人には想像つかないかもしれませんが、当時はまだ1人1台パソコンを使う職場ではなかったですよ。

データの分析を短時間で行うため、表計算ソフトの「マクロ」でプログラミングの真似事をしたのが、IT業界に進むきかっけになりました。

その後、何社かのソフトハウスでSIのプリセールスとして働きました。

お客様の経営上の問題をおうかがいして、その解決のためのシステムを提案し、実装に落とし込んでゆく過程を担当しました。これがとても面白く、以降の仕事の方向性を決定づけたと思います。

Q.現在の業務内容を教えてください。

新サービス開発における仕様検討から基本設計の上流工程で、コンサルタントとして参画しました。エンドユーザー側に立ち、発注者として開発ベンダーに要求仕様を伝え、タスクとスケジュールを管理することが主な業務内容です。

業務フローの整備はもちろん、ベンダーとの打合せに参加して議事録を取るといったドキュメント作成を行っています。

Q. ジョブリーフリーランスの案件紹介はいかがでしたか?

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ご担当の営業の方の面倒見が非常に良いですね。

私の経歴は多少他のエンジニアの方と異なっているので、上手くあてはまる案件があまりないのですが、根気よく探していただき、適正に合った求人の提案をいただいております。

また、契約の条件について、いろいろとご相談させていただいたのですが、嫌な顔一つ見せず、真摯にご対応いただき、大変良い印象を持っています。

Q. 常駐型案件に参画していて、難しいこと・やりがいのあることは何ですか?

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他の仕事も楽しいことばかりではないと思いますが、難しいことの方が多いですね。特にフリーランスという立場だと、はっきり言って正社員の方とは扱われ方が違います。

いわゆる「外様」という感じです。スポーツで例えれば、外国人選手のような存在でしょうか。正社員であれば教育をうけることができますが、フリーランスは最初から出来て当たり前。
入場後、短期間で結果を出さなければいけない、というプレッシャーがあります。逆に結果が出たときは、大きなやりがいを感じることができます。

Q. フリーランスになろうと思ったきっかけは何ですか?

フリーランスを志したというよりは、たまたまこの働き方に行き着いたタイプです。
当時正社員として勤めていた会社の業績が急激に悪化したので、転職を考えていました。そんなときに、お付き合いのあったソフトハウスから、自社製品のマーケティング、販売促進案の立案を依頼され、個人として仕事を受けたことが始まりです。

いまフリーランスとして働いているエンジニアの方も、似たような境遇のひとが多いのではないでしょうか。

Q. フリーランスのメリット・デメリットはどう感じていますか?

会社に縛られないため、自分の好みに合った仕事が選べる点がメリットだと思います。

一方、何の保証もないので、案件自体が終わってしまったり、次の求人が見つからなかったり、と仕事が切れてしまえば、失業者になるリスクが付きまといます。これは大きなデメリットですね。

Q. フリーランスに必要とされるものは何だと思いますか?

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短時間で結果を出せることではないでしょうか。そのためには、時間をかけずにお客様の業務を理解できる力が必要です。物怖じせず質問して能動的に動けないと、はっきり言って評価を得ることは難しいです。もちろん、ベースとなる業務知識、コミュニケーション能力が求められるのは言うまでもありません。

Q. これからフリーランスになろうとしている人へアドバイスをお願いします。

適正に合う仕事に出会えれば、とても楽しい時間が過ごせますが、会社員と違いすべてが自己責任なので、その面ではとても厳しいです。

私の経験からいえば、自分の考えがしっかり確立していて、能動的・積極的に動ける人は、会社員として働いているといい意味で「はみ出し者」になります。そういったエンジニアの方にとって、フリーランスは良い選択肢だと思います。

ただし、組織の中で「外様」として短期で結果を出すことが求められるのは、精神的にも少なからずインパクトがあります。フリーランスとして働くには、エンジニアの技量だけでなく、そういったプレッシャーに耐えられるメンタルの強さが不可欠だと思います。

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