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海外と比べ少し遅れをとりながらも、近年日本でもアジャイル開発が普及してきました。しかしその一方で、アジャイル開発に対して抵抗感をもっている人がいるのも事実です。
アジャイル開発の案件は本当に負担が大きいものなのでしょうか。アジャイル開発の案件をひも解き、アジャイル開発を円滑に進めるにあたって必要なスキルや最適なプロジェクトについて解説します。
アジャイル開発の案件は負担が大きい?目次へ
アジャイル開発の案件は、エンジニアの負担が大きいからという理由で拒否反応を示す人もいますが、どういった部分で負担が大きいといわれているのかをピックアップしました。
個々がマルチに稼働する必要がある
アジャイル開発の案件では、スクラムと呼ばれる手法が使われることが多いです。チームの中でプロダクトオーナーやスクラムマスター、開発メンバーといった役割は決めますが、その役割ごとにタスクや工程が振り分けられているのではありません。
開発していく中で生じたタスクや問題には、チーム全員が関わり、みんなで取り組みます。全員がひとりひとり考え、行動に移すのです。
そのため自分で考えたことを実行し、それが問題ないかテストできるオールマイティーなエンジニアになる必要があります。
コミュニケーション能力が必要
チーム一体となって高い価値を生み出すために、アジャイル開発ではミーティングやプランニングの発表、顧客との意見交換が頻繁におこなわれます。
ひとりひとりが状況を把握し、意見や問題点を伝えることによって、早めの軌道修正や問題の検知、短期間で高い成果をあげることを目的としているので、自分の言葉で他人に伝える力が必要です。
臨機応変に対応できる能力が必要
アジャイル開発の案件は短期間で開発を区切り、大まかな開発ができた段階で議論を重ねて、足りない部分の追加機能や仕様の決定をおこないます。
次の設定された期間で、初回で浮かび上がってきた問題点や追加機能の開発をおこない、これを繰り返すことで少しずつプロダクトの完成度を高めていくのです。
そのため、急な仕様変更や顧客からの要求変更を柔軟に受け入れ、頭を瞬時に切り替え実行に移していく能力が求められます。
アジャイル開発の案件に必要なスキルとは?目次へ
アジャイル開発は、開発からテストまでなんでもできるオールマイティーなエンジニアが重宝されがちですが、完璧である必要はありません。
アジャイル開発は、経験の少ない若手でも活躍できる可能性はあるのです。
人材を見極めるスキル
アジャイル開発のチームを組む前に必要となるスキルは、人材を見極める力です。対等にコミュニケーションが取りづらい人や、アジャイル開発に慣れていないメンバーばかりでチームを組むことは避けましょう。
アジャイル開発に不慣れなメンバーがいても、リーダーやリーダーを補佐する役割には、アジャイル開発経験がある慣れた人を配置するのが賢明です。
また学ぶことを惜しまないことや、楽しく仕事ができるかも大きな指標となってきます。チーム全体が意欲的に稼働するためには人材を見極めるスキルが必要不可欠なのです。
若手エンジニアが有力な戦力になるかも
経験が浅くスキルが低い若手は、アジャイル開発に敬遠されがちですが、若手こそ有力な戦力になる可能性が高いです。
経験豊富な熟練したエンジニアであっても、コミュニケーションが円滑にとれない人や、昔から実行してきた自分のやり方にこだわりを強くもっている人は、アジャイル開発に向いていません。
チームメンバーを選ぶ際にチーム全体のバランスを見極め、若手を教育する余裕がある場合には、未熟な若いエンジニアは大きく成長するチャンスです。
どんな開発プロジェクトが向いているのか?目次へ
さまざまなプロジェクトのタイプがありますが、アジャイル開発に相応しいプロジェクトのタイプが存在します。
必要条件が完全に決まっていないプロジェクト
随時プロジェクトの進行状況を確認しながら、必要条件を決めていくプロジェクトは、短い期間で納品や議論がおこなわれるアジャイル開発に向いています。
全くなにも固まっていないプロジェクトを進めるのは困難ですが、およそ7割程度の要件が決まっていれば、完成形へともっていくことができます。
ユーザーの求めるものにより開発の優先度が変わる可能性があるプロジェクト
クライアント側もユーザーが求めている状況を予測できていない場合で、システムだけは早く欲しいというプロジェクトに向いています。
短期間のサイクルで完成している部分からクライアントに提出できるので、次の開発の優先度を変更しやすいのです。
クライアントも一緒になって開発チームに参加してくれるプロジェクト
クライアントが開発チームに参加してくれると、要件をすぐ伝えてもらえるので、素早く対応できたりフレキシブルな対応ができたりとメリットが大きいです。
アジャイル開発の案件はここで見つかる
アジャイル開発の案件を個人で探すのは、とても大変なことです。弊社で運用しておりますジョブリー(https://jobree-freelance.jp/)であれば、アジャイル開発の案件も多く取り揃えております。
案件の概要だけでなく、雰囲気や詳細を知りたいという方は、専任のコーディネーターがしっかりと対応しますのでご安心ください。
まとめ目次へ
アジャイル開発の案件は大変と思われている方も多いですが、向いている人にとってはとてもおもしろく、やりがいのある仕事です。
スキルにまだ自信がないからと躊躇している方も、挑戦できる案件はたくさんあります。自分の可能性を広げるチャンスを掴んでください。
フリーランスエンジニアのみなさまに向けて、役立つコンテンツをお届けいたします。