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ITフリーランスは、従業員として企業に属するわけではないので、雇用契約とは違った契約を結んで仕事をすることになります。 ITフリーランスとして活動するにあたって、どのような契約があるのでしょうか。
また、企業との契約にあたって注意するべきはどこなのでしょう。 フリーランスの契約形態の種類と注意点をまとめました。
フリーランスが結ぶ契約形態の種類目次へ
フリーランスは企業に属さない働き方を指しますが、フリーランスが仕事をするには何らかの契約を結ばなくてはなりません。
フリーランスでよく見られる仕事の方法が、業務委託です。
業務委託とは、フリーランスである個人と、仕事を依頼する企業が対等な関係で契約を結ぶこと。
業務委託には大きく分けて2つの契約形態が存在します。
作業をすることが重要!(準)委任契約
委任契約は、仕事を任せるということ。
約束した仕事の内容を実行することが契約の条件になります。
フリーランスは、契約した仕事をプロとして実行することが重要です。
委任契約では、作業に要した時間や期間が報酬に考慮されます。
ITフリーランスの場合は、システムの保守・管理などの仕事でみられるような契約形態です。
成果物が重要!請負契約
請負契約は、作業を完全に請け、責任を負う契約形態のこと。
委任契約とは違い、完成物に対する責任が発生します。
納期までに完全に仕事が終わらなかった場合、
納品物が不完全な場合は契約履行とならず、
報酬に影響してくるので注意が必要です。
ただし、完成物への責任がシビアな分、指定がなければ、
作業時間や仕事のしかたが自由なのが特徴です。
ITフリーランスの場合、システム構築の仕事などで、
請負契約が発生する可能性があります。
フリーランスの働き方について詳しくはこちら
「最近よく耳にする、「フリーランス」とはなんだろう?」(https://jobree-freelance.jp/blog/21.html)
フリーランスにとって望ましい業務委託契約目次へ
ITフリーランスの契約形態について紹介しましたが、
クライアントが満足できる納品物が納品できなかったために、
報酬が支払われなかったなどのトラブルを避けるには、
業務委託契約が選択肢にあげられます。
それでは、フリーランスにとって理想の業務委託契約とは何でしょう。
それは、企業とフリーランス、双方が望む契約のポイントを明確にすることです。
企業側とフリーランス側、それぞれが意識すべきポイントを紹介します。
企業側が意識するポイント
業務委託契約の場合、企業側には求めるクオリティの納品物が得られないリスク、
著作権などの権利に関するリスクが発生します。
そこで意識したいのが、どの程度リスクを減らしていくか。
まず考えられるのが、報告義務や機密保持義務を明らかにすることです。
たとえば、報告義務については徹底することで納品物が要望と大きくかけ離れないように
コントロールすることができます。
次に、権利に関すること。業務中に発生する、所有権や著作権は、後々トラブルに発展しやすいです。
企業側とフリーランスどちらに権利があるのか、契約の段階でしっかり示すことが求められます。
フリーランスが意識するポイント
一方のフリーランス側はどうでしょうか。
フリーランスとして仕事を受ける場合、意識したいのがどれだけ負担のない仕事をするか。
企業側の要望をくみ取ってばかりでは、不利な契約になりかねません。
まずは、業務の内容を明らかにし、業務外の仕事は受けないこと、
依頼がある場合は別途料金が発生することを契約段階で示すことが大切です。
また、交通費などの諸費用を企業に負担してもらえないか、
報酬の支払いが遅くなったときに遅延損害金はどうするかも明確にしておきましょう。
細かなことですが、契約段階でしっかり取り決めることで、トラブルやリスクを抑えることができます。
業務委託の契約について不安がある場合は、
企業側とマッチングをサポートしている、
弊社ジョブリーフリーランス(https://jobree-freelance.jp/)へご相談ください。
業務委託契約の大まかな流れ目次へ
ここまで、業務委託契約で企業側とフリーランスが意識するポイントについて紹介してきました。
ポイントさえ把握すれば、あとは契約を結ぶだけです。
業務委託契約におけるだいたいの流れを見ていきましょう。
1.契約内容を取り決める
企業側の仕事内容の提示、フリーランス側の見積もりによって、
まずお互いの条件を出し合うことが契約のはじめで行われることです。
ただ、企業側、フリーランス側、双方の条件ではかみ合わない部分も出てくるため、
契約内容を詰めていかなくてはなりません。
お互いに重視するポイントを踏まえ、どこまで妥協できるか、
どこで折り合いをつけるか話し合って契約内容を決めるのが第一段階です。
2.契約書を作成する
契約の内容が決まったら、次に契約書を作成していきます。
ここでいう契約書とは、仮の契約書のことです。
3.契約書を確認して調整する
仮の契約書を作成した段階では、契約内容に漏れがある可能性、
見逃しがあった部分が出てくる可能性があります。
契約書を作成したら、契約書を1つ1つ確認しながら、
問題がないか見ていき、調整をはさむ必要があるでしょう。
しかし、初めて契約する場合はここまで慎重になる必要がありますが、
基本的にこの段階を飛ばして正式な業務委託契約を作成する段階に移行することも多いです。
4.業務委託契約書を作成する
契約を実行に移すうえで、重要となる業務委託契約の作成段階です。
業務内容のほか、費用の負担、契約期間、権利の所在、契約解除など
各項目を明確に記載することが重要です。
後にトラブルがあった際、業務委託契約書の内容が重視されます。
まとめ目次へ
ITフリーランスとして仕事をするなら、業務委託の契約をするのが基本です。
しかし、雇用契約とは違った契約になるため、トラブルに発展する可能性もあります。
ITフリーランスの契約に不安がある場合は、
フリーランスエンジニアのためのエージェントである、
ジョブリー(https://jobree-freelance.jp/)にぜひご相談ください。
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