フリーランスの組み込みエンジニア

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フリーランスのエンジニアはそれぞれ専門分野を持っていますが、

その中でも組み込みエンジニアを目指してみるのはいかがでしょうか。

組み込みエンジニアというのは、身近な家電製品などに使われるシステムを作るエンジニアを指します。

他のIT分野と比べるとやや地味ですが、需要は多いです。

ここでは、フリーランスの組み込みエンジニアについて見ていきましょう。

組み込みエンジニアの需要とは目次へ

写真=ぱくたそ

組み込みエンジニアと聞いて、いまいちどんな仕事をするのかイメージが湧かない人もいるでしょう。

WEBデザイナーなどを比べると、一般の人からの認知度が低く、イメージしにくい分野です。

しかし、我々が身近に使用している家電製品やATM、

小売店のPOSシステムなどを作るのに必要な仕事で、多くの需要があります。

フリーランスのエンジニアとして、より幅広い案件の受注を考えているのであれば、

なるべくニーズの高い分野を習得したいと考える人は多いでしょう。

その点で組み込みエンジニアは狙い目と言えます。

需要が多い一方で、組み込みエンジニアの数はそう多くありません。

情報処理技術者試験においても、主に組み込みエンジニアが受ける

「エンベデッドシステムスペシャリスト」の受験者数は5,000人前後と少なめです。

同じ情報処理技術者試験でも、人気の高い「ネットワークスペシャリスト」の受験者と比べると4分の1くらいしかいません。

組み込みエンジニアの人数が少ない主な理由は、

組み込みエンジニアを目指す若手があまりいないからです。

ITの分野で働こうとする人の多くは、WEBデザイナーなど、

一般の人からの認知度が高い分野で活躍しようとします。

組み込みエンジニアは一般の人だけでなく、ITの分野で働こうとする人からも認知度が低めです。

中には組み込みエンジニアの存在自体を知らずに、他の分野での活躍を目指す人もいるでしょう。

また、最近ではITの分野で活躍したい人の多くがJavaを学びます。

C言語系の言語を学ばない人も多いです。

一方で、組み込みエンジニアの仕事をするには、C++などC言語系の言語を使える必要があります。

そのため、若い人にとっては組み込みエンジニアを目指しにくい環境になっていると言えるでしょう。

フリーランス組み込みエンジニアの将来性目次へ

写真=ぱくたそ

現在組み込みエンジニアの需要が高いと分かっていても、将来的にどうなるのか気になる人も多いでしょう。

将来的な需要も見込めれば、安心して組み込みエンジニアを目指せます。

そして、組み込みエンジニアの需要は、将来的に現在以上に増えていくとの見方が強いです。

最近ではあらゆる電気製品をインターネットに繋げようとするIoTが推し進められています。

電気製品に関してこれまで必要だった機能に加えて、

インターネットに接続するためのシステムも組み込む必要があるのです。

そこで、組み込みエンジニアの需要がこれまで以上に高まります。

さらに、新しい技術が誕生したり発展したりすることでも、組み込みエンジニアの活躍の場が広がるでしょう。

車の自動運転技術やドローン、産業用ロボットなどが発達する上で、組み込みエンジニアは欠かせません。

AIの発展により、センサーを取り付けた家電製品も今後は増えていきます。

センサーはデータを収集するために用いますが、

そのデータを処理するのに必要なシステムを作るのは組み込みエンジニアです。

AIに取られてしまう仕事も多数出てくると懸念される中で、

組み込みエンジニアは逆に活躍の場が増えることになります。

このような見方から、フリーランスの組み込みエンジニアになれば、

仕事にあぶれてしまうことはほぼないでしょう。

あまり目立つ分野ではありませんが、堅実に稼ぎたい人に向いていると言えます。

フリーランス組み込みエンジニアの単価について目次へ

写真=ぱくたそ

フリーランスの組み込みエンジニアは、どの程度の単価の仕事が多いのでしょうか。

なり手不足で需要が多いのは喜ばしいことですが、単価もある程度高くなければ安心できません。

組み込み系や制御系の場合は、WEB系のエンジニアと比べると、やや単価が安い傾向にあります。

SEクラスで見てみると、55万円から60万円くらいの単価で受注するケースが多いです。

少し前までは65万円から70万円くらいの単価で仕事を受注するフリーランスの組み込みエンジニアもいました。

しかし、最近では少し単価が下がってきています。65万円を超える単価での受注はなかなか難しいでしょう。

ただ、組み込みエンジニアの場合には、いったん案件が決まると、半年から1年程度継続するケースが多いです。

そのため、他の分野と比べると安定性に優れていると言えます。

また、組み込み系や制御系は、年齢が高めでも受注できる案件が多いです。

50代くらいの年齢でも、仕事を受注するにあたって不利に扱われることはほとんどありません。

単価の面ではWEB系にやや劣るものの、それに勝るメリットも多いです。

そして、高単価の案件を受注したいのであれば、なるべく経験を積んでスキルを上げることが大切です。

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まとめ目次へ

組み込みエンジニアは、地味ながらも確実に需要があり、将来性も明るいです。

フリーランスは会社員と比べてやや不安定な面がありますが、

組み込みエンジニアなら比較的安定しており、おすすめと言えます。

現在でも組み込みエンジニアは不足していますが、今後はさらにその傾向が強まり、引っ張りだこになるかもしれません。

writer
JOBREE編集部

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