フリーランスは労働基準法適用外？その理由と注意点｜フリーランスエンジニア案件なら【ジョブリーフリーランス】

労働者には、労働基準法という法律が定められており、この法律によって守られています。

しかし、フリーランスで働く人には、労働基準法が適用されないのをご存知でしょうか？では、フリーランスの人は、どうしたら安心して働けるのかについて詳しく見ていきましょう。

フリーランスは労働基準法がないって本当？目次へ

フリーランスは、なぜ労働基準法が適応しないのでしょうか？まず、労働基準法とは何なのかというところから解説していきます。

労働基準法で定めている労働者の基準って？

労働基準法とは、賃金や労働時間、解雇予告をする際の取り決めなどについての最低基準を定めた法律です。

具体的には、賃金の額や労働時間、残業時間の上限などの労働条件が明示されているか、解雇する際には少なくとも30日前に予告されているかなどが定められています。この法律があることにより、労働者の権利が守られているのです。

そして、この労働基準法は、正社員、契約社員、アルバイトなどの全ての「労働者」に適用されます。国家公務員や同居している親族のみを使用する事業、家事使用人などという例外はあるものの、企業に所属して働く人には、ほぼ適用されると思って間違いありません。

フリーランスの場合は？

では、フリーランスはどうなのでしょうか？ここで、労働基準法が適用される「労働者」の定義が問題になってきます。ここで指す「労働者」とは、事業者に使用され賃金を支払われるものを指します。

ところが、フリーランスは、仕事の案件ごとにクライアントと契約を結ぶ働き方ですから、法人化していない場合は、個人事業主に該当します。フリーランスは、個人事業主なのでこの場合の「労働者」に該当せず、労働基準法が適用されないというわけです。

公正取引委員会による独禁法によって、フリーランスで働く人を保護するという話題も出ており、今後の動向が期待されます。

労働基準法適用外のフリーランスだからこそ注意すべきこと目次へ

労働基準法が適用されないフリーランスを守るべきものは、契約相手とかわす契約書以外ありません。そのため、契約書を締結する時に、細心の注意を払わなければならないのです。フリーランスは、契約締結時にどのような点を注意すべきなのか詳しく見ていきましょう。

フリーランスの契約には、「請負契約」と「委任契約」があります。「請負契約」とは、プログラムを完成させるなどのケースで、仕事の完成をもって報酬が確定します。「委任契約」は、明確な成果が出にくい弁護士や、コンサルティング業などのケースで使われます。

契約締結時には、どちらの契約が適しているのかを必ず確認しましょう。本来は、委任契約を結ぶべき仕事なのに、仕事が完成しないと報酬がもらえない請負契約扱いにされてしまった、などというケースもあります。

さらに、フリーランスは働く時間や税金、保険などを自分で管理する必要があります。契約時の着手金の有無や、納品後の修正対応やキャンセルの取り決めなど、きちんと契約内容や条件を確認してすり合わせるようにしましょう。

契約内容確認時のポイント

契約内容を確認する際には、具体的に何を確認すべきなのでしょうか？まずは、契約書をチェックして内容を理解し、次のポイントをしっかりとチェックしてください。

・「請負契約」なのか、それとも「委任契約」なのか
・報酬金額や賃金と契約期間
・自身が担当する業務の幅や業務が完遂となる条件
・追加業務が発生した際の対応や追加報酬
・着手金の有無、報酬額と支払い期間、方法
・仕事をキャンセルした時の対応
・瑕疵担保責任
・著作権は誰に帰属するのか

契約書に書いてあることは基本的に全て確認すべきですが、特にこれらのポイントはしっかりと確認しましょう。そして、不明点がある場合は細かく内容を確認し、契約相手と相談してください。納得できない点や不明点がある状態で、決して契約を進めてはいけません。

安心してフリーランスとして働き続けるために目次へ

フリーランスとして働くことで、自分で自由に仕事を選ぶことができます。一方で、自由だからこそ、契約時の確認や労働条件などについて、全て自己責任になります。安心してフリーランスとして働き続けるためには、自ら労働条件や契約条件を管理しなければならないのです。

では、どうすれば安心してフリーランスとして働くことができる仕事を見つけることができるのでしょうか？個人で仕事を探したり、クラウドソーシングで仕事を請け負ったりすると、トラブルにつながる可能性が高くなります。

そこで、フリーランス専用の案件紹介サービスを利用することをおすすめします。弊社が運営している、フリーランスエンジニア向けのIT求人・案件情報サイト「ジョブリー」では、業界に精通したコーディネーターが、あなたのお仕事探しをサポートいたします。

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まとめ目次へ

フリーランスで働く場合、企業に属して働くよりも、労働条件や契約締結などについて自分で考えなければならないことが多いものです。

全て自己責任になってくるので、安心して働き続けるためには、幅広い知識と経験が必要になります。特にフリーランスとして働き始めた人は、わからないことも多いでしょう。

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