フリーランスのメリットとデメリット。現役フリーランスのリアルな声とは?

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この記事をお読みの方の中に、ポカポカ陽気の昼下がりに上司に呼び出され、
「フリーランスのメリットと、デメリットを
1分で100個挙げなさい!よーいどん!」と、
言われたことがある方はいらっしゃいますでしょうか?
日本広しといえど、言われた人は私ぐらいではないでしょうか。

「フリーランス」「個人事業主」という言葉は知っているものの、
実際の働き方を具体的にイメージできたり、
メリット、デメリットがすぐに思いつくという方は、そこまで多くないと思います。

そこでこの記事では、ふだんからフリーランスの方とやり取りをしている私が、
実際の生の声を聴き分かってきたメリット、デメリットをおまとめしていきます。

さすがに100個挙げることは難しいですが、
ポイントを抑えていくつか挙げてみようと思います。



会社員とフリーランスの違いその1~報酬形態が違う~

会社員とフリーランスで報酬形態は大きく異なります。

会社員は、所属する会社の社員として雇用され、
毎月定められた給料を貰うのに対し、
フリーランスは、プロジェクトや各案件ごとに企業と契約し、
報酬を得るという形になります。
この報酬形態の違いは、どんなメリット、デメリットを生み出すのでしょうか。

メリット:フリーランスの方が、収入が高くなる傾向にある


会社勤めの場合、会社が定める基準により給料が決まります。
一方でフリーランスで仕事をする場合は、
受注金額がそのまま自身の給料となるため、
フリーランスで仕事をする方が「収入」が高くなる傾向があります。

他にも、
フリーランスとして独立される方はスキルが高かったり、
専門資格などを持っていることが多く、
能力を評価されて結果的に報酬が高いという要因もあります。

参考までに、ジョブリーフリーランス経由にて、
案件参画をしているフリーランスの方の平均月収は、
約67万円になります。

デメリット:フリーランスは会社員に比べて、収入が不安定になりがち


フリーランスは案件獲得から実際の業務まで、実力主義の世界です。
スキルや知識がしっかりと顧客に評価されないと、収入が低くなったり、
最悪の場合は、案件に参画すらできないことがあります。

また、フリーランスを取り巻く技術環境も、不安定さの要因のひとつです。
いま、技術力を持っていたとしても、
時代やトレンドの変化などで、現在の技術が廃れてしまい、
結果的に稼ぎが減ってしまうことも想定されます。
技術の波にのまれないためにも、
常に技術を磨き続ける覚悟と情報を取り続ける姿勢が、
会社員よりも問われているのではないでしょうか。

会社員とフリーランスの違いその2~業務の範囲が違う~

会社員は、基本的に役割ごとに職種が分かれており、
営業は営業、開発は開発として、役割が分担されています。
一方フリーランスは、業務のほぼすべてを自分で一括して行わなければいけません。
自分の仕事に集中できる一方で、選択の自由が利きづらいという特徴があります。

メリット:フリーランスは、自分の希望に合った仕事を選ぶことができる


会社員では、既に決まっている案件を中心に業務を行うため、
興味がある分野の仕事ができない場合や、得意ではない仕事をする事も多々あります。
一方フリーランスは、仕事内容を自身のキャリアや希望を重視して、
自身で選択をしながら引き受けることができるため、
自分の得意分野で仕事をしている方が比較的多くみられます。

デメリット:業務の幅が広く、対応するべきことが多い


会社では誰かがしてくれていたことでも、
フリーランスになれば、すべて自分でこなさなければなりません。
印刷機が壊れた、パソコンを修理しなければならない、電話の契約、オフィス環境の整備など。
細かいことですが、意外とやるべきことが多く戸惑うかたも多いようです。

会社員とフリーランスの違いその3~税金の払い方が違う~

会社員時代は、経理担当の方が社内におり、自分の仕事に集中することができました。
フリーランスの方は、当然ですが自分で対応する必要があります。
本業の業務がうまくいったとしても、税金の対応ができなかったため、
思わぬ苦労をしたという方も中にはいらっしゃいます。

税金のメリット・デメリットを抑えておくと、
なにかと有利なことが多いので、ぜひ押さえておきたいポイントです。

メリット:うまくやりくりをすれば税金の負担を少なくすることができる。


しっかりと税金のことを知り対応をすれば、
会社員時代よりも節税ができることもあります。

フリーランスの所得は、基本的に以下のようになります。
「所得」=「収入」-「経費」
「収入」から「経費」を差し引いた「所得」を対象に所得税が計算されます。
節税対策を行うことで、所得税を少なくしている方もいらっしゃいます。

正社員のように所得税が天引きされることはなく、
フリーランスとして独立後は、個人事業主の届出をすることになります。
今では「e-Tax」にてWeb上で簡単に手続きすることができますので、
こちらも利用してみてはいかがでしょうか。

デメリット:税金の対応を自分で調べて対応する必要がある。


フリーランスの方は、税金制度の変更などの情報を集め、対応する必要があります。
現役フリーランスの方に聞くと、
各自自分に合った方法を見つけて効率的に対応しているようです。
・すべて自分で調べて対応をしている方
・税理士などの相談役を設けて対応している方
・会計ソフトなどを使い、対応している方

ご自身に合った対応ができるとよいですね。

会社員とフリーランスの違いその4~保険の払い方が違う~

こちらも税金と同じく、自分で対応をする必要があります。

デメリット:健康保険と年金保険料の全額負担


フリーランスになると、
健康保険料(国民健康保険※1)と
年金保険料(国民年金※2)に入ることになり、
その保険料は全額自分自身で負担します。
※正社員の場合は、半分は本人、半分は会社が負担しています。

考えられるリスクとして、
フリーランスになったものの、稼働していない期間が長くなり、
保険料の支払いが厳しくなるというケースがあります。

会社員とフリーランスの違いその5~福利厚生が違う~


フリーランスには福利厚生制度というものがない場合が多く、
結果的に会社員との格差が生まれて、問題となっております。
その格差を解消するために、
個人事業主でも利用できる福利厚生サービスが整備されつつあります。

メリット:すべて自分で決められる


前述のとおり、個人事業主でも低額で利用できる
福利厚生サービスが整備されてきています。
この制度を利用すれば、自分の好みに合った福利厚生を選ぶことができるため、
会社指定の福利厚生サービスよりもお得になるかもしれません。

デメリット:フリーランスは退職金がない


会社員には、福利厚生の一環として、多くの企業で退職金制度が設けられています。
一方フリーランスでは、退職金がないのが一般的です。

今までの考え方では、
退職金を老後の生活の基盤と考えることが一般的でしたが、
フリーランスの方は、退職金がでないことを前提としてライフプランを立てる必要があります。

「国民年金や国民年金基金(※3)だけでは老後生活に不安」という方は、
それ以外で穴埋めしている方も多いようです。

個人事業主や小規模企業の経営者が利用できる
小規模企業共済(※4)というものもあります。
このような制度も柔軟に利用するのも良いでしょう。

※1 国民健康保険
※2 国民年金
※3 国民年金基金
※4 小規模企業共済(国が整備した「小規模経営者のための退職金制度」)

会社員とフリーランスの違いその6~管理方法が違う~

会社は組織ですが、フリーランスは個人です。
仕事をする単位が異なることで、様々なメリット・デメリットがあります。

メリット:自分で自分をコントロールできる


会社員時代は組織としての動きをするために、指揮命令系統があり、
誰かに管理をされるという側面も多かったかと思います。
フリーランスは、個人で動くため、誰かに命令をされるという傾向が弱く、
自分の一存で柔軟に対応することができます。

当然ですが、柔軟さの一方で責任も合わせて考えなければなりません。
業務の時間、お金の管理、スケジュールの把握など、
全て自分でコントロールしなくてはならないため、
会社員時代よりも自己統制が求められるようになったという声をよく聞きます。

デメリット:自分に何かあったときのリスクが大きい


自分にもしもの時があったとき、
会社ではだれか別の人が仕事のフォローをしてくれたりしてくれましたが、
フリーランスでは、誰かが助けてくれることは稀です。
メリットの裏返しにはなりますが、
自分でコントロールできないときのリスクは
会社員のひとよりも多いのではないでしょうか。

会社員とフリーランスの違いその7~働く場所が違う~


メリット:就業時間、勤務地などの自由が利く


会社員は、働く場所と勤務地が決められていることがほとんどですが、
フリーランスは時間と勤務地を自分の希望に合わせて探すことができます。

自宅勤務案件というものも徐々に増えてきており、
お家にいながらにして働ける環境も整いつつあります。

ジョブリーフリーランスでも、
可能な限り時間と希望の調整をさせていただきながら、案件をご紹介しております。
気になる方は、ぜひ無料登録後の面談に足をお運びください。

デメリット:環境をすべて自分で整える手間がかかる


時間と勤務地の自由が利く一方で、
働くための環境は、すべて自分で整える必要があります。
パソコンを何種類か整えたり、外出時でも対応できるように環境を整備したりと、
こだわりはじめると際限がなく、本業がおろそかになってしまう人も中にはいるようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
会社員とフリーランスの違いについて、様々な側面から検討してきました。
みなさまはフリーランスという働き方についてどう感じましたでしょうか。

メリット、デメリット含めフリーランスという働き方には、可能性がたくさんあります。
ぜひ、ご自身がなりたい姿のために効果的な方法を選択していただけると幸いです!

ジョブリーフリーランスも、みなさまのよりよいパートナーになれるように、
日々進化しておりますので、お気軽にご利用ください。
みなさまのご来社、心よりお待ちしております。

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