こんにちは。ジョブリーフリーランスのやなちゃんです。
久しぶりにあった知り合いに、どこの会社で働いているかを聞かれて
「フリーランスです」と答えたら「え、フリーターなの?」といわれた……。
フリーランスエンジニアのみなさんは、そんな経験はありませんか。
フリーランスという働き方は、近年広がっているにも関わらず
世間では「正社員ではない=フリーター」と思っている人がいまだに多いのも現実です。
もちろんフリーターがダメ、というわけではありません。
ただ、言葉の使われ方として、あまり良い気分ではないですよね。
それはどうしてでしょうか。
今回は、フリーランスとフリーターの違いについて、お伝えします。
フリーランスもフリーターも、会社員に比べれば収入が不安定である
ということは、否定できない共通点です。
じゃあ何が違うの?というと、契約の形態と、
何を対価として報酬を得ているのかの2つだと考えています。
■アルバイト契約と業務委託契約
まず、フリーターと呼ばれる働き方は、アルバイト契約が基本です。
これは、その企業の従業員として働くことを意味しているため、
一定の基準をクリアすれば、社会保険や福利厚生、労災など
労働者としての権利が付与されます。
一方、フリーランスは業務委託契約という形態をとっており、
働く側は独立した個人(または法人)として扱われます。
したがって社会保険は全額自己負担となります。
この違いは、案件を離れたときに差がでてきます。
アルバイト契約をして雇用保険に加入していれば、
失業給付金の対象となりますが、業務委託契約は雇用保険に
加入しないので、そもそもの受給資格がありません。
そういった意味でも、フリーランスは責任が重い働き方といえます。
■特殊な技術で稼ぐのがフリーランス
次に、契約形態の延長線にある話ではありますが
フリーターとフリーランスは、何を対価として報酬を得ているのかが違います。
フリーターは指定された時間に指定された内容の仕事をすることで給与という報酬を得ます。
それに対して、フリーランスは得意分野や専門性の高い知識、技術を生かして
案件ごとに仕事を請け負い、報酬を得ています。
エンジニアの常駐案件に参画していると、時間に対して報酬を得ているような
感覚になるかもしれませんが、業務委託契約である以上
「成果物」に対して報酬が支払われているのです。
そのため、就業時間の中でしっかりと知識・技術を発揮することが求められます。
もしかすると、フリーで働くエンジニアのなかには、アルバイト契約と
業務委託契約を並行している人もいるかもしれないですね。
雇用の形態に関わらず、技術力を活かして
責任をもって働いていれば、「プロのエンジニア」という立場は
揺るがないのではないでしょうか。
フリーランスエンジニアのみなさまに向けて、役立つコンテンツをお届けいたします。