こんにちは。
ジョブリーフリーランスのやなちゃんです。
前回のブログでは、派遣法改正後に変わるポイント2つ目として
「労働者派遣の受け入れ期間の制限」についてご紹介しました。
今回は、ポイント3つ目として、
「均衡待遇の確保、キャリアアップの推進」についてお話したいと思います。
均衡待遇確保の改正案について
派遣労働者を雇用する場合では、
派遣労働者の働きに見合った待遇が用意する必要があります。
その際、派遣元・派遣先のどちらにも様々な対応や条件が求められています。
今回の法律改正により、その対応の義務レベルが引き上げられ、
具体的に取り組まなければ今までよりも強い責務を課せられるようになります。
派遣元の対応義務
① 賃金の決定
② 教育訓練の実施
③ 福利厚生の実施
参考サイト:派遣元の改正法案
派遣先の対応義務
①派遣先の正社員に関する賃金水準の情報を派遣元へ提供すること
②派遣先の正社員と同じように教育訓練を実施すること
③派遣先の正社員が利用する一定の福利厚生施設を利用できるようにすること
参考サイト:派遣先の改正法案
キャリアアップの推進改正案について
派遣労働者は、正社員と比較した場合、
自分自身のスキルを高める機会やキャリアについて考える機会などが乏しい現状があります。
そのため、今回の改正法では、
派遣労働者のキャリアアップ支援が初めて義務付けられました。
改正法によって派遣元は、派遣労働者の「育成」という役割が
求められ条件の一つとして明確になったのです。
さて、ここまで派遣法改正におけるポイントを3つご紹介してきました。
では、このような派遣法の改正が行われると、
私たちIT業界にはどのような影響があるのでしょうか。
次回は、「派遣改正法によるIT業界への影響について」ご紹介してきます。
お楽しみに!
関連リンク(派遣法)
派遣法とフリーランスへの影響について各テーマに沿って連載をしております。
ぜひ、参考にしてみてください。
派遣法の改正(特定労働者派遣事業・一般労働者派遣事業の違い)
派遣法の改正(労働者派遣の期間制限)
派遣法の改正(均衡待遇の確保・キャリアアップの推進)
派遣法の改正(派遣改正法によるIT業界への影響)
派遣法の改正(派遣法改正によるフリーランスエンジニアへの影響)
フリーランスエンジニアのみなさまに向けて、役立つコンテンツをお届けいたします。