こんにちは。ジョブリーフリーランスのやなちゃんです。
前回の記事で少しお話したように、
フリーランスならば様々な支出を経費として計上できます。
年末の確定申告をする際、フリーランスでの事業所得は、
年間総売上から必要経費を差し引いて求めます。
年間総売上-必要経費=事業所得(=事業で得た利益)
なので、フリーランスは仕事関連でかかった費用は、
経費としてもれなく計上することが、所得税の節税のためには大事です。
とはいっても、どのような支出が経費として認められるのか、少し複雑です。
年末が近づいてくると憂鬱になっているフリーランスの方も多くいるかもしれません。
今回は、そんなフリーランスの方向けに経費についてお話していこうと思います。
~そもそも経費ってどんな費用が認められるの?~
簡単にお話すると、経費とは、仕事関連で必要な費用のことです。
言ってしまえば、どんな出費でも仕事に関連するものならば
経費として計上できますし、仕事以外の費用は一切認められません。
そして、経費の中には、全額計上できるものと、
条件付きで経費として計上できるものとがあります。
今回は、フリーのエンジニアの方が必要になりそうな
経費の項目を、いくつかあげていきます。
■□基本全額経費として計上できるもの□■
○インターネットやwifiなど → 通信費
○パソコン・ソフトなどの備品の購入(30万円未満)
→ 消耗品(※30万円以上の場合は減価償却費※1として計上)
○プリンターのトナー・インク代 → 消耗品費
○書籍代 → 図書新聞費
○文具代 → 事務用品費
○名刺費 → 消耗品費
○交際接待費 → 交際費
○交通費 → 旅費交通費
■□条件付きで経費として計上できるもの□■
○食事代
もちろん仕事関連以外の食事はNGですが、
残業食事代や取引先とランチをとった場合ならば経費として計上可能です。
○スーツ代
スーツを購入する際の費用やスーツのクリーニング代も、
必要経費として認められることになりました。
また普段は私服で仕事をしているけれど、
仕事関連でスーツ着用の義務がある場合は経費として計上できます。
また、クリーニング代もOKです。
○家賃・水道光熱費
在宅案件の場合など自宅をオフィスとして使用している場合、
家賃や水道光熱費は経費として計上可能です。
※ただし、全額ではなく「仕事で使用している分」のみ。※2
○固定電話・携帯電話などの通信費
固定電話や携帯電話の通話機能などを仕事で使用する場合、
このような通信費を経費として計上可能です。
※ただし、全額ではなく「仕事で使用する分」のみ。※2
まとめ
このように経費として計上できるものは多いですが、
経費計上をしすぎると税務署のチェックが入ることがあるようです。
収入のうち経費の割合が60%前後であることが理想です。
迷った時は、経費が収入の60%前後かどうかを意識してみるといいでしょう。
さて、年末の確定申告時に憂鬱になる理由の1つとして、
経費の管理があるかと思います。
確定申告の際、1年間分の経費を計上しないといけないため、
管理に苦労しているフリーランスの方も多いようです。
きちんと管理しておかないと、経費として計上することができません。
領収書をわかりやすく保管することが大切です。
次回は、経費の管理について現役フリーランスの方が
やっている方法をいくつかご紹介しようと思います。
是非参考にしてみてください。お楽しみに!
※1 減価償却費 参考サイト
※2 「仕事で使用する分」のみ
一般に、面積で割れる建物に関わる費用は
「利用している面積÷全体面積=仕事で使う面積割合」、
通信費などの利用時間に関わる費用は、
「利用時間帯÷24時間=仕事に使う時間割合」として計算し、
その割合を、年間の支払総額にかけて算出する方法がよく利用されています。
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