こんにちは。ジョブリーフリーランスのやなちゃんです。
新卒の就職活動では、学生時代に取り組んだ研究活動や部活動、
アルバイトなどのエピソードをもとに自己アピールをする方が多いと思いますが、
社会人が仕事を探すときは、主に職務経歴に基づいて自分の能力を説明することになります。
その際に能力・スキルの証明になるのが資格です。
また、職務経歴が浅かったとしても、
資格を取得していれば知識レベルはもちろん、勉強熱心な姿勢が評価されるかもしれません。
今回は、フリーランスとしてエンジニアをする方にとって、
役に立つ資格とは何かをお伝えしたいと思います。
エンジニアを取り巻く資格の大分類
世の中にはたくさんの資格があります。
そのなかで、フリーランスエンジニアにとって有利になるものは
「ビジネスパーソンとして役に立つ資格」と、「エンジニアとしてのスキルを証明する資格」
の2種類に分けられると思います。
■ビジネスパーソンとして役に立つ資格
最も代表的なものは、TOEICです。
近年は英語でのコミュニケーションが求められるIT案件も少なくないですし、
今後はより増えていくことでしょう。
具体的に「800点以上」といった条件が提示されることはそれほど多くありませんが、
高得点であれば仕事の幅が広がります。
そのほかには、簿記や中小企業診断士といった資格です。
現場で必要な知識というよりは、勉強しておくと
事業主としてのやりくりに役立つかもしれません。
■エンジニアとしてのスキルを証明する資格
技術面では、分野や言語ごとに非常に多くの資格がありますが
国家資格とITベンダーが提供する民間資格に分けられます。
今回は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が提供している
情報処理技術者試験(国家資格)について紹介します。
平成28年度から「情報セキュリティマネジメント試験」が新設され、
下記のとおり4つのレベルで13種類の資格試験が用意されています。
レベル1、2は基礎的なものであり、レベル3、4以上の資格を
もっていると高度IT人材の証明になるといわれています。
レベル1)ITパスポート試験
平成26年度実績では7万8,720名の応募に対し、合格率は47.9%。
情報技術の基礎とされていますが、誰でも受かるという簡単なものではありません。
レベル2)基本情報技術者試験
実践的な情報技術が活用できるレベルとされています。
平成27年度実績で13万8,791名が応募、合格率は25.8%。狭き門といえますね。
レベル3)応用情報技術者試験
SE、プロジェクトリーダーを務めるレベルといわれます。
こちらも合格率は21.3%となかなかシビアです。
レベル4)専門分野別に9種類
・ITストラテジスト試験
・システムアーキテクト試験
・プロジェクトマネージャ試験
・ネットワークスペシャリスト試験
・データベーススペシャリスト試験
・エンベデッドシステムスペシャリスト試験
・情報セキュリティスペシャリスト試験
・ITサービスマネージャ試験
・システム監査技術者試験
レベル4の資格を総称して「高度情報処理技術者試験」と
呼ばれます。合格率はおおよそ15%といったところです。
まとめ
日本のIT人材は約112万人と推計されています。
その数字と比べてみると、国家資格をとっている人は少ないように感じますね。
次回は、エンジニアの民間資格についてお話したいと思います。お楽しみに!
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